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情報をどう読むか?5

2005年10月24日
オーストラリア突撃リポート!壮絶548日の奇跡!(第10回)
                       written by DownUnder
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これまでに何回か書いたようにここシドニーは多国籍国家です。ですから、積局的に動けば、いろいろな国の人たちとの交流が期待できます。そして、その交流(人脈作り)から加工される前の生の情報 (First-Hand Information)が得れます。この加工前の情報収集は非常に大切です。なぜって、情報の質が非常に高い!でも、それだけじゃー、意味がない。ポイントは、その情報をどう読むかです。今日はその大切さを再認識させられた日でした。



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今日は情報の読み方の大切さを再認識した一日でした。今日は中国人の友人と中国の証券市場について、情報交換してきたばかりです。私の友人いわく、日本でなぜ今中国株が比較的もてはやされているのか正直理解できない様子をしてました。彼いわく、今中国の金融システムは正直ボロボロであり、システム確立に向け動き始めてまだ時間が経過してないため、今後いろいろな問題(会計制度を含め)が起こる可能性がある。そして、中国を一つの国として解釈するのは、(中国人の目からして)おかしい。実際、中国は多民族国家であり、何をやるにしても、各々の民族文化が障害になり、現実はそう甘くない。その他、もろもろ教えてくれましたが、彼は、“中国が将来オープン市場になる”という元々の情報の読み方に問題があることを指摘してくれました。

まず、彼いわく、
“中国が将来オープン市場になるのではなく、中国政府が指定した経済区域(香港を含め)がオープンになるんだぞ。その他地域も勿論開発されていくだろうけど、証券市場を話題にするとき、中国全体として話を進めると、あまり現実を正確にとらえていないんじゃないかなー。”
(You have to realize that China, as a whole, is not gonna be an open country. I mean, the Chinese government pushes Shanghai and Hong Kong to be more internationally renowned security market. That’s for sure. Of course, I’m sure that in future they will push other regions to be more economically attractive so that they can get many capitals from various investors in the world. But, still, you need to be very cautious when you talk about the Chinese security market. Otherwise, you gonna lose your money!!)

次に、彼は、
“将来って何時?今から五分後でも、一年後でも、十年後でも将来だろう”(What do you mean by future? You mean, five minutes later? one year ? or ten years? No matter what you say, future is future, isn’t it?)

そして、
“オープン市場って何?もしかして、米国市場のような高い流動性のある市場?もしそういう理解してるのなら、明らかに僕らの(中国の)市場に対する理解を無視した見解だよ。”
(Well, again, what do you mean by an open market? Is it a high liquidity security market as we have seen in the US? If so, I can’t take your words, man, caz you miss out our cultural side.)
うーん、ごもっとも。本当に、情報の読み方は難しい。

今日の会話から学んだ事は、まず一つに、ある情報を入手し、それを読み解くときに、どうしても自分の都合のいいように、自分の限られた知識レベルで、そして生まれ育った文化内で理解してしまう習性がある、ということです。バイアス(Bias)をふくんでしまうのです。(これって、情報の非対称性(Asymmetric Information)になるのかなー。)つまり、一方通行ですな。これからの時代、情報を読む際にも、その情報と対話をせなあかんということです。
(情報も感情を持ってます。)

次に、情報の読み方と(生きた)知識量は連動してるということです。知識(雑学含む)は重要です。知識=勉強、となんかよくわけのわからん等式を自分で作って知識をつける努力を惜しむ人がいますけど、これからそういうのはよくない!これからの時代、知識は力です。(Knowledge is power.)だから、ただの情報社会ではなく、知識情報社会(情報知識社会)というのでしょうね。知識があればあるほど、情報の読み方にも鋭さがでてきます。

先週といい、今週といい、少し講義ぽくなっちゃいました。

では、また来週。(来週はTOEICについて、斬らさせていただきます。なぜって、全然意味のない資格試験だから!皆さん、点を取ることを学ぶのではなく、英語をまなびましょう。)



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この記事へのコメント
1. Posted by 1分で成功者に学ぼう!…今別府   2005年10月24日 21:42
hikaruさん、こんばんは。

おっしゃる通り、中国をひとつの国家
として解釈するのはおかしいというのは
事実かもしれませんね。

中国語だけでも、多数存在するのですから、文化や考え方も違って当然ですね。
2. Posted by 笑顔整体の院長   2005年10月24日 22:09
確かに知識を増すごとに、
自分への情報の入り方が変わってきますね。

基礎があっての情報ですね。ぽちっ
3. Posted by 起業家クリエイター田中昌浩   2005年10月24日 23:01
じっくり読めば納得の記事なんですが、それにしてもhikaruさんすごい話してますね^^;
ぼくなんかとじゃあ日常からして違うな〜って思わされましたぁ。

Knowledge is power!
もっと肝に銘じます〜
4. Posted by 西田   2005年10月25日 09:02
おぉ〜、こういう情報のパイプを持ってられるとはさすがです。わたしゃ〜、日本語もろくに喋れませんから。(汗)
それにしても生の情報はすごいですね。神田昌典さんもビジネスでは洋書が宝の宝庫と本に書いていました。これも加工される前の生の情報ということでしょうか。
5. Posted by 野田正美   2005年10月25日 09:46
情報や知識を多く持っている人にはかないませんね。
話題豊富ですから。
変な事言うと、突っつかれますね。
ウソ言うんじゃないよ!!
今流されている情報もこんなの多いんじゃないですか?
『人はこころ』野田
6. Posted by Hiro   2005年10月25日 12:15
Hiroです。hikaruさん、こんにちは!

情報とは、かくも怖いものですね。。
日経を日々読んでいても、
中国市場の生の声、というのは
これほどに感じる事は少ないですね。
私も、成長市場をそれほど疑わない
1人でした。。

情報過多のこの時代。
その情報を、最終的に判断するのは
結局自分。
hikaruサンの仰る「知識は力」、
本当にその通りだと感じます。
7. Posted by 90日で億万長者   2005年10月25日 16:49
はじめまして。シュウと申します

情報過多の時代だからこそ
正しく情報を選ぶ事
情報に飲み込まれない事

って重要ですね

これからも立ち寄らせていただきます
8. Posted by smooth@マインドマップでビジネス書評   2005年10月25日 20:58
hikaruさん、こんばんは。

最後まで読んで「ドキッ」ですよ(汗)。
TOEICダメなんですか(汗)?
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某商社にて約5年半勤務後、現在豪州シドニー大学大学院(商学部)に在籍中。またシドニーにある某政府機関にてインターンを経て、現在日本のインキュベーションコンサルティング企業にて活躍中。
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