情報選択する技術及びセンスを磨け!
2006年06月15日
少し、メディアの報道の仕方がおかしいと感じたからです。
ここ最近株価が急激に落ちていますが、これは何も日本及び米国の経済がおかしいからではないと感じるのです。
むしろ、よくなっているんじゃないでしょうか。
今までの上昇があまりにもファンダメンタルを上回っていただけな気がします。つまり、日本株は大手裁定取引者の食われ物だったんではないかなと。
投機対象ですね、完全に。例えば、去年の今の時期の株式を見てください。多分、1万2000円超えるか超えないかなのレベルであったと思います。それと比較すれば、全然日本経済は順調に伸びています。(今の日本株価の適切価格は13500円くらいではないでしょうか。)
みなさん、よく考えてください。2003年でしたか、株価が8000円台まで落ちた時期がありましたね。それから考えれば、ここ約3年でよくここまで回復したなーと、日本の底力を感じるのは僕だけではないはずです。
僕はいつも、日本経済が良くなるときには、必ず中小企業に関するデータをみるのですが、それはやはり日本経済を支えているのは、中小企業だからです。いくら大手企業の業績がよくとも、中小企業が良くならない限り、日本経済は本当に回復しているとはいえません。
今まで、何回か景気がよくなりつつあるといいながらも、回復できないのは、土台である中小企業が全然回復していないかったからです。
今回の日本経済の回復は、完全とはいえませんが、従来のそれと比べると、信憑性があります。
だから、ここでメディアが株価下落を強調しすぎては株価が下がるだけではなく、せっかく回復期にさしかかった日本経済に対して悪影響を与える気がするのです。(それと、ちなみに、今のFRBベルナーキー(バナーキー)議長(?)は非常に、学者肌の人間です。事実彼の前職は教授でした。前回の市場を信じるグリーンスパンさんとはタイプが異なります。だから、アメリカが景気減速しているという情報も何をベースにしているのか正直微妙です。)
整理するとこうです。現在世界的に市場が変動している。でも、それは、過去一ヶ月の情報をベースにしているからであり、一年前のデータと比較すると、世界経済はそれほど悪い状況ではない。
特に、日本の場合、逆に経済状況はよくなっている。だから、現在の市場情報に惑わされることなく、地道(そう、地道です。これが、日本人の一番得意な分野です。)に成長していく努力を引き続きしていく。
これは、起業家精神にも通ずると思います。僕は、現在流れている情報に惑わされる前に、今一度、現状を少し長いスパンで比較検討する必要があると強く思うのです。(ちなみに、この与えられた情報を違う角度から見るという姿勢は、ビジネス上非常に大切な視点であると思いますし、これから起業されようとする方達からみれば、(言い方はきついですが、)できて当たり前だとも思います。
もし、できていなければ、起業する前に、まず、情報選択する技術及びセンスを磨く必要があるような気さえします。私の仕事の経験上、起業して成功している方は、この情報センスが非常に優れています。)そうしないと、せっかくの回復チャンスがなくなる気がしてなりません。
【編集後記】
downunderさんありがとうございました。
”木をみて森を見ず”なんてことわざもありますが、
局所的な現象だけ捕らえるのではなく、
距離と時間的考え方を取り入れるだけでも、
違った見方ができますよね。
○歴史を振り返る
○世界と比較する
マスコミはちょっとした不安要素を近視眼的に捕らえて、
ディフォルメしがちですが、
常に思考停止に陥らないように、
角度を変えて現象を捉えたいものですね。
デイトレーダーの皆さんにとっては、
死活問題かもしれませんが・・・
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ここ最近株価が急激に落ちていますが、これは何も日本及び米国の経済がおかしいからではないと感じるのです。
むしろ、よくなっているんじゃないでしょうか。
今までの上昇があまりにもファンダメンタルを上回っていただけな気がします。つまり、日本株は大手裁定取引者の食われ物だったんではないかなと。
投機対象ですね、完全に。例えば、去年の今の時期の株式を見てください。多分、1万2000円超えるか超えないかなのレベルであったと思います。それと比較すれば、全然日本経済は順調に伸びています。(今の日本株価の適切価格は13500円くらいではないでしょうか。)
みなさん、よく考えてください。2003年でしたか、株価が8000円台まで落ちた時期がありましたね。それから考えれば、ここ約3年でよくここまで回復したなーと、日本の底力を感じるのは僕だけではないはずです。
僕はいつも、日本経済が良くなるときには、必ず中小企業に関するデータをみるのですが、それはやはり日本経済を支えているのは、中小企業だからです。いくら大手企業の業績がよくとも、中小企業が良くならない限り、日本経済は本当に回復しているとはいえません。
今まで、何回か景気がよくなりつつあるといいながらも、回復できないのは、土台である中小企業が全然回復していないかったからです。
今回の日本経済の回復は、完全とはいえませんが、従来のそれと比べると、信憑性があります。
だから、ここでメディアが株価下落を強調しすぎては株価が下がるだけではなく、せっかく回復期にさしかかった日本経済に対して悪影響を与える気がするのです。(それと、ちなみに、今のFRBベルナーキー(バナーキー)議長(?)は非常に、学者肌の人間です。事実彼の前職は教授でした。前回の市場を信じるグリーンスパンさんとはタイプが異なります。だから、アメリカが景気減速しているという情報も何をベースにしているのか正直微妙です。)
整理するとこうです。現在世界的に市場が変動している。でも、それは、過去一ヶ月の情報をベースにしているからであり、一年前のデータと比較すると、世界経済はそれほど悪い状況ではない。
特に、日本の場合、逆に経済状況はよくなっている。だから、現在の市場情報に惑わされることなく、地道(そう、地道です。これが、日本人の一番得意な分野です。)に成長していく努力を引き続きしていく。
これは、起業家精神にも通ずると思います。僕は、現在流れている情報に惑わされる前に、今一度、現状を少し長いスパンで比較検討する必要があると強く思うのです。(ちなみに、この与えられた情報を違う角度から見るという姿勢は、ビジネス上非常に大切な視点であると思いますし、これから起業されようとする方達からみれば、(言い方はきついですが、)できて当たり前だとも思います。
もし、できていなければ、起業する前に、まず、情報選択する技術及びセンスを磨く必要があるような気さえします。私の仕事の経験上、起業して成功している方は、この情報センスが非常に優れています。)そうしないと、せっかくの回復チャンスがなくなる気がしてなりません。
【編集後記】
downunderさんありがとうございました。
”木をみて森を見ず”なんてことわざもありますが、
局所的な現象だけ捕らえるのではなく、
距離と時間的考え方を取り入れるだけでも、
違った見方ができますよね。
○歴史を振り返る
○世界と比較する
マスコミはちょっとした不安要素を近視眼的に捕らえて、
ディフォルメしがちですが、
常に思考停止に陥らないように、
角度を変えて現象を捉えたいものですね。
デイトレーダーの皆さんにとっては、
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この記事へのコメント
1. Posted by 1分で成功者に学ぼう!(今別府) 2006年06月15日 12:43
確かにおっしゃるとおり、中小企業が日本を支えていますよね。
2. Posted by ひまわり 2006年06月15日 18:19
こんにちは。
>歴史を振り返る
世界と比較する
この2つは重要ですね。
>歴史を振り返る
世界と比較する
この2つは重要ですね。
3. Posted by 笑顔整体の院長 2006年06月15日 18:46
いろんな角度からものごと捕らえていきたいですね^^ぽちっ
4. Posted by 野田正美 2006年06月15日 19:25
中小企業は復活しているのでしょうか?
そこがとても不安です。
まだまだ周りでは倒産しています。
「人はこころ」野田
そこがとても不安です。
まだまだ周りでは倒産しています。
「人はこころ」野田
5. Posted by でこちゃん 2006年06月15日 21:35

6. Posted by smooth@マインドマップでビジネス書評 2006年06月16日 01:07
downunderさん&hikaruさん、こんばんは。
私は株はやっていないものの、今日のお話は大変参考になりました。物事を俯瞰的に見るようにしていきたいと、改めて思った次第です。
私は株はやっていないものの、今日のお話は大変参考になりました。物事を俯瞰的に見るようにしていきたいと、改めて思った次第です。
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