国際性とは?
2006年08月05日
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このシリーズで色々とオーストラリア、というかシドニーの社会について何回か書いてきましたが、最近考えさせられることがありまして、それをご報告します。内容はある意味ヘビーですね。
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このシリーズで色々とオーストラリア、というかシドニーの社会について何回か書いてきましたが、最近考えさせられることがありまして、それをご報告します。内容はある意味ヘビーですね。
オーストラリア、というかシドニーは国際社会です、と信じていられる方多いでしょう。確かにまだ比較的閉鎖的な日本からみると、それはそれはここシドニーは国際的です。私もここにきて最初の半年は、なんて国際的だろうと肌でかんじました。こういう言い方も変ですが、私自身過去十年の間に、Los Angeles, San Diego, Utrecht(蘭国)と、かなり国際社会(特に、Utrecht)といわれる地域で過ごしてきましたが、ここシドニーも国際性という意味では、世界で堂々と戦えれるでしょう。
ただ、最近この国際性の質に疑問を持ち始めたのです。違う人種の人間が、うまく助け合いながら生きているのかどうか。特にオーストラリアで生まれ、オーストラリアで過ごしてきた人たちからみて、ここ最近の急激なシドニーの国際化は歓迎されるものなのか、いなか。自分の周りの中で、本音で話し合えるオーストラリア生まれの友人が増えるにつれ、そして彼らのここシドニーの国際化に対する考えを理解していく中で、表面上は平等主義をうたい国際化を善としながらも、内面ではかなりジレンマを感じているのではないかという感覚を最近受けるようになりました。
この疑問が私のなかで生まれてから、かなり友人以外の現地の人たち(つまり、オーストラリアで生まれ、オーストラリアで過ごしてきた生粋のオージー)と話しました。もちろん、誘導的に会話はしていません。フランクに話しました。結果、やはり、そこし移民制度が少し寛容すぎるのでは?と疑問に思う人が多い印象をうけました。移民してくる人たちの理由は、政治的にも色々あるだろうし追求はしないけれども、目的がはっきりしていないのもかなりいるのではという感覚でしょうか。
国が移民に対して、政治的経済的自由を与えるという意味で国を開放するのはいい政策でしょう。事実、アメリカの高い科学技術レベルを底で支えている一つの理由には、間違いなく、移民政策によります。でも、行き過ぎた政策は、国の文化を曖昧にしてしまいます。
大事なことは、移民を受け入れる側も、移民目的をはっきりさせること。そして、移民する側も移民しようとする国に対して、その国の文化や生活様式を尊敬すること。この尊敬の念がないと、現地の人に対して、ただの冒涜になる気がします。
シドニー、いい都市です。でも、なんていうのかなー、表面上国際性を謳っているけれども、実情はかなり、現地の人間と移民の間でかなり、ズレが出始めている感覚を強く感じます。このままでいくと、このズレが大きくなり、いずれ大きな人種衝突があるのではとも感じます。平等性が一つの強みであるシドニーも、残念ながら、アメリカのような人種社会になるのでしょうか。事実、去年年末には、ちょっとした暴動がありましたし、この暴動は何かの兆候でしょうか?
written by downunder
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ただ、最近この国際性の質に疑問を持ち始めたのです。違う人種の人間が、うまく助け合いながら生きているのかどうか。特にオーストラリアで生まれ、オーストラリアで過ごしてきた人たちからみて、ここ最近の急激なシドニーの国際化は歓迎されるものなのか、いなか。自分の周りの中で、本音で話し合えるオーストラリア生まれの友人が増えるにつれ、そして彼らのここシドニーの国際化に対する考えを理解していく中で、表面上は平等主義をうたい国際化を善としながらも、内面ではかなりジレンマを感じているのではないかという感覚を最近受けるようになりました。
この疑問が私のなかで生まれてから、かなり友人以外の現地の人たち(つまり、オーストラリアで生まれ、オーストラリアで過ごしてきた生粋のオージー)と話しました。もちろん、誘導的に会話はしていません。フランクに話しました。結果、やはり、そこし移民制度が少し寛容すぎるのでは?と疑問に思う人が多い印象をうけました。移民してくる人たちの理由は、政治的にも色々あるだろうし追求はしないけれども、目的がはっきりしていないのもかなりいるのではという感覚でしょうか。
国が移民に対して、政治的経済的自由を与えるという意味で国を開放するのはいい政策でしょう。事実、アメリカの高い科学技術レベルを底で支えている一つの理由には、間違いなく、移民政策によります。でも、行き過ぎた政策は、国の文化を曖昧にしてしまいます。
大事なことは、移民を受け入れる側も、移民目的をはっきりさせること。そして、移民する側も移民しようとする国に対して、その国の文化や生活様式を尊敬すること。この尊敬の念がないと、現地の人に対して、ただの冒涜になる気がします。
シドニー、いい都市です。でも、なんていうのかなー、表面上国際性を謳っているけれども、実情はかなり、現地の人間と移民の間でかなり、ズレが出始めている感覚を強く感じます。このままでいくと、このズレが大きくなり、いずれ大きな人種衝突があるのではとも感じます。平等性が一つの強みであるシドニーも、残念ながら、アメリカのような人種社会になるのでしょうか。事実、去年年末には、ちょっとした暴動がありましたし、この暴動は何かの兆候でしょうか?
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この記事へのコメント
1. Posted by イッポ 2006年08月05日 23:39
初めまして。イッポと申します。突然ですが、オンラインゲームをご存知ですか?
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2. Posted by 齊籐 正明 2006年08月06日 08:54
シドニー、そういう都市ですか!
ますます発展しそうですね!!
セミナー、是非行きたかったのですが、その日、会社が抜けられなくて (T_T)
成功を祈ります!!
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3. Posted by 藤間IM 2006年08月06日 10:10
おはようございます。
移民問題は、今後の日本において不可欠な争点になるはずですよね。
日本の若者の人口減少に伴う「労働力人口」の大幅な減少は、さけられない現実ですから。
今にも増して、労働力として、外国人の方々が必要とされます。
その際に、入国審査も含めて、移民の問題が議論されるでしょう。
hikaruさんのおっしゃるとおり、「移民目的」や「国の文化や生活様式の尊敬」など、法律面でなく、精神面もところも議論してほしいものです。
応援クリック!
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日本の若者の人口減少に伴う「労働力人口」の大幅な減少は、さけられない現実ですから。
今にも増して、労働力として、外国人の方々が必要とされます。
その際に、入国審査も含めて、移民の問題が議論されるでしょう。
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4. Posted by 1分で成功者に学ぼう!…今別府 2006年08月06日 11:46
シドニーってそういう都市だったのですね。良いところは変わらないでほしいですね。
5. Posted by 営業マンブランディングの佐藤 2006年08月06日 13:21
海外の政治、経済、社会などのを情報は本当にざっくりとした把握できてないなと感じました。
6. Posted by Ash 2006年08月06日 14:39
“尊敬の念”この部分がとても大切なのでしょうね…。
労働者の不足を国際的に解放することで何とかしよう
という政策をよく聞きますが、個人的にはこういうのは
ダメだと思っています。外から人が入ってきて不足して
いる労働部分が補われたとしても、人を使っていた側と
してはなにも残らないからです…。
アメリカの科学の発展を例に挙げていますが、これはか
なり有能な人材かどうかを選んで移民政策を行っていた
のもあるわけですし…。
結局は人の選別…。言い替えれば“差別”を行わないと
ダメなところがあるのかもしれませんね。
労働者の不足を国際的に解放することで何とかしよう
という政策をよく聞きますが、個人的にはこういうのは
ダメだと思っています。外から人が入ってきて不足して
いる労働部分が補われたとしても、人を使っていた側と
してはなにも残らないからです…。
アメリカの科学の発展を例に挙げていますが、これはか
なり有能な人材かどうかを選んで移民政策を行っていた
のもあるわけですし…。
結局は人の選別…。言い替えれば“差別”を行わないと
ダメなところがあるのかもしれませんね。
7. Posted by 野田正美 2006年08月06日 18:01
シドニーは
そんな問題を抱えているんですか?
しかし寛容に移民を受け入れるところは凄いですね。
争いが起こらないことを祈っています。
「人はこころ」野田
そんな問題を抱えているんですか?
しかし寛容に移民を受け入れるところは凄いですね。
争いが起こらないことを祈っています。
「人はこころ」野田
8. Posted by SAM 2006年08月06日 23:20
僕もつい最近までカナダで生活していました。
カナダでは現在、移民に対する受け入れ枠を広げています。
これによって弊害も多々あるようです。
移民を”受け入れる国”も”取得する人も”
考えなければいけない時代ですね。
カナダでは現在、移民に対する受け入れ枠を広げています。
これによって弊害も多々あるようです。
移民を”受け入れる国”も”取得する人も”
考えなければいけない時代ですね。
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