貧富の格差をどう捉えるか?
2007年01月19日

おとつい、ある新聞で、阪神大震災復興ボランティア活動に関する記事を読む機会がありました。それに触発されて、この記事を書くことを決めました。
といっても、阪神大震災復興ボランティアのことではなく、私の友人であるN氏のことについてです。
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N氏は、大阪出身で、正義感にあふれ、そしてさわやかな印象を与える人柄です。彼とは、大学院で知り合いましたが、小生と同学部ではなく、彼は国際公共健康学専攻でした。本職は薬剤師ですが、世界から貧困をなくしたいとの思いから、国際開発及び協力に関するプロジェクトに過去約15年積極的に参加してきた人です。大学院に学びにきたのも自分の専門性を高める為といわれていましたが、その根底には、恵まれない人を助けたいという強い思いがあったからだと小生理解しております。
現在、彼はパキスタンで恵まれない人たちを助けるプロジェクトに従事しています。決して安全とはいえない地域で、恵まれない人たちのために自身を捧げている姿には、素直に感服せざるを得ません。
また、N氏からは、日常で起こっている小さな幸せに感謝する態度を学びました。これは、アフリカ、ジャマイカ及び世界の貧困地域で様々な人と触れ合い、色々な経験をされてきた中から学ばれた知識だと思います。
世界のどこかで、裕福に過ごしている人もいれば、ある一方でそうでない人もいる。この現実をどう捉えるかは個人的見解になると思います。でも、現実問題として、そういう事実が存在するのをこころのどこかで常に認識できるメカニズムを持つのと持たないのとでは私たちの日常的行動も変わるのではないでしょうか?それとも、それは理想郷でしょうか?(This world is not kind enough?)
最後に、ある映画の台詞をかいてこの投稿の締めにしたいとおもいます。(ただし、かなり簡略化しています。)
医者“あなたが、もし今風をひいたら、最初にすることは何ですか?”
女性“チキンスープを飲み、暖かいお風呂に入ります。”
医者“ここ、恵まれない地域の人がまずすること。それは、痛みを感じること。そして、それと共に生きること。”
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