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投資信託にだまされるな!30代サラリーマンのための資産形成術

2008年01月02日
投資信託にだまされるな!


投資信託にだまされるな!30代サラリーマンのための資産形成術

内閣府と金融庁が2007年5月に行った「『貯蓄から投資へ』に関する特別世論調査」によると、実に78.8%の人がこれからも投資信託には投資したくないと回答しています。これは株式投資をしたくないという77.1%を上回る数字です。

投資信託が嫌われる理由は、手数料が高い割りに元本割れのリスクがある、証券会社や銀行が設けるためだけに販売している、他の金融商品に比べて割高な商品であると言う印象のためだと考えられます。

さらに悪いイメージを植えつけた理由として、次のようなことがあげられます。証券会社や銀行が、投資信託の手数料を目当てに、リスクをあまり説明せずにどんどん発売したり、あるいは回転販売をさせてきたという経緯があるからです。

回転販売:ある投資信託を購入してもらい、すぐそのまた1年後、2年後に違う商品を勧めて買い替えを促す手法。これにより銀行や証券会社は約2%の販売手数料を稼ぐことができ、効率よく収益を上げることができる。短期で稼ぐ割のいい商売。


とはいうものの、老後の資金をどうするのか?という問題に対して、手をこまねいていても1円も資金は増えません。そのためにはどうすればいいのか?

リスクをちゃんと理解するってことじゃないですかね?

我々は、普段当たり前のようにリスクの上で生活しています。自動車を運転するときは事故というリスクをとってハンドルを握るわけですが、ことお金の話となると先ほどお話したような理由によって、リスクに過剰なリアクションを起こし目をそらしているのではないでしょうか。

本日は、投資信託にだまされないで、投資信託で賢く資産を増やす手法についてチェックしてみましょう!

                   ■

半自動化して投資信託で賢く資産を増やす手法

今日は次にご紹介する投資信託本のベストセラーから、将来の資産形成をお考えの方のためにエッセンスを抽出していきます!より詳しく知りたい方は本書を手にとって観てください。投資信託の運用の仕方について分かりやすく解説されている超オススメの良書です。
投資信託にだまされるな!?本当に正しい投信の使い方


まずは心構えとして・・・

金融機関のいいなりになるのはやめましょう

ちゃんと自分の投資目的や、商品の手数料や信託報酬やリスク等を理解しないで勧められるまま購入しないようにしましょうってことですね。

それでは「本書オススメのこれが買いの投資信託」についてまとめて行きます。

インデックスファンドを資産形成の核にする

投資信託にはパッシブとアクティブがあり、パッシブ運用というのは、市場全体の値動きに連動した収益(リターン)をあげることを目的とした運用手法です。いわゆる「インデックスファンド」です。

アクティブファンドは手数料が高いので、パフォーマンスが落ちます。ですから、手数料の安いインデックスファンドにしましょう。

資産分散(アセットアロケーション)でリスクを低減

投資の最新の理論では、安定とリターンの両方を狙うためには、国内外の複数の資産に分散して投資するのが最善とされています。具体的には次のとおり・・・

日本株式
日本債券 ←金利が上がってから投資する
外国株式
外国債券

(※現状日本債券は金利が低いため、金利が上がるまでの間は日本債券を除いて投資する。日本債券を加えるなら、個人向け国債(変動10年)がおすすめ。)

インデックスファンド選びはコストを最優先する

信託報酬年1%未満
販売手数料0(ノーロード)

販売手数料は、同じ商品でもかかるところとかからないところがあるので、手数料のかからない業者選びは重要。

業者別の信託報酬・販売手数料についてしらべる
モーニングスター

1.ファンド検索で目的のファンド名を入力して検索
2.検索結果から目的のファンド名をクリック
3.販売会社一覧フタブをクリック

すると下記のように表示され、販売会社別の手数料を確認することができます。
モーニングスター








徹底的にコストにこだわるならETF

ETF:株価指数連動型上場投資信託

株式市場に上場している投信なので、市場が開いている時間にリアルタイムで取引ができる。株式と同じように指値注文ができる。

TOPIX連動型上場投資信託(1306)100口単位、17万円程度がオススメ。

ETF:0.1%程度
インデックスファンド:0.5%〜0.8%


それでは本書でオススメのもっとも気になる、どの販売業者で何を買えばいいのか!について発表したいと思います!

日本株式:トピックスオープン
運用会社:三菱UFJ投信
販売手数料:0%
信託報酬:0.651%
信託財産留保金:0%
販売会社:カブドットコム証券
投資額の40%
※ETF:TOPIX連動型上場投資信託(1306)もあるが、分散投資ならトピックスオープンの方が有利


外国株式:ステートストリート外国株式インデックスオープン
運用会社:ステート・ストリート投信
販売手数料:0%
信託報酬:0.9975%
信託財産留保金:0.3%
販売会社:カブドットコム証券
投資額の20%


外国債券:中央三井外国債券インデックスファンド
運用会社:中央三井アセットマネジメント
販売手数料:1.05%
信託報酬:0.725%
信託財産留保金:0.1%
販売会社:ソニーバンク
投資額の40%



販売会社はカブドットコム証券ソニーバンクがオススメ

投資信託は値動きのある商品なので、、まとまったお金で一度に買うよりも、何回かに分けて購入することでリスクを抑えることができます(ドル・コスト平均法)。

ドル・コスト平均法を使う理由についてはマネックスラウンジに的を得た記事がありましたので、詳しく知りたい方はそちらをチェックしてみてください。
ドル・コスト平均法は万能か?


作業を半自動化できる、自動積み立て機能のあるカブドットコム証券がオススメです。ただし、外国債券型のインデックスファンドを取り扱っていないので、外国債券に関しては、別の会社でもうひとつ口座を開設する必要があります。

これまでの実績を考慮するとソニーバンクで購入できる中央三井外国債券インデックスファンドがオススメです。

毎月5万円積み立てると場合30年後どうなるか・・・

毎月5万円づつ30年間積み立てると、元本は1800万円になります。これを投信で年利6%で運用できたとしましょう。すると30年後にはなんと5028万円になります。低コストの投信を組み合わせて毎月コツコツ積み上げていく長期的に資産を形成することができます。

というわけで私も早速口座開設!30年後週サラの資産はいったいどうなっているのでしょうか?30年後に報告いたしましょう。(←30年後まで週サラを続けられるのか? 汗)
投資信託にだまされるな!?本当に正しい投信の使い方

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編集後記
何をかくそう、冒頭でお話したように、投資信託に対して色眼鏡で見ていたのは私でした。でもこの本を読んで見方が変わりました。

投資というと、安値で買って高値で売り抜けると言う、相場をにらめっこしなければ勝てないというイメージがありますが、積み立て式の投資信託は、半自動化できるので魅力的だと思います。相場とにらめっこすることって精神衛生上よくないんですよね。(以前デイトレしてたのですが、やめた理由がこれ)。

寝ている間にお金に働いてもらう方法の本命といってもいいのではないでしょうか?もっといい方法があればどなたかおせーてちょ!
(※ぁゃιぃ投資情報は華麗にスルーしますのでよろ)

休日はかなり骨太な記事が書けるのでうれしいです^^。
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