儲かる投資のプロセス
2008年02月01日
■儲かる投資のプロセス
ロンドンのある大衆紙がアトラクションとして、定期的に新聞紙上に100人の美女の顔写真を掲載して、不特定多数の読者に6名連記で投票させた。
そして、この「美女コンテスト」で選ばれた美女たちに、最も近い投票をした読者に多額の賞金が与えられた。美人投票で勝つにはどうしたらいいのだろうか?
これはイギリスの経済学者ケインズが株式投資の本質を、この「新聞紙上美人コンテスト」で説明したといいます。さて、いったいどのように説明したのでしょうか?
株式投資で損ばかりしている人へ。なぜあなたは損ばかりするのか?
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■株式投資の本質と「新聞紙上美人コンテスト」
この美人投票に勝つには、いったいどうしたらよいのでしょうか?まさか自分の好みのタイプの女性を6人選んだりしませんよね?
ちょっと勘の鋭いかたなら気が付いたかもしれませんが、自身の美的基準はまったく無関係なことに気がつくでしょう。この場合の優れた投票戦略は、他の読者たちが美人と思う顔を選ぶことなんです。
とはいうものの、一見自分以外の人が誰に投票するのかなんてまったく予想できないように思いますが、不特定多数の平均的な見方を予測することに置き換えることができます。
この美人コンテストの投票こそが、ケインズのいう株式投資の本質にあたります。将来不特定多数の投資家が値上がりするだろうと予想する銘柄に投資します。予想が当たっていれば、あなたが支払ったよりも高い値段で買うおめでたい人が現れると言うわけです。
つまりは、不特定多数が何をゲームのコンセンサスととらえるかを予測し、それと一致するものをすばやく見つけること。これこそ儲かる投資のプロセスです。
ドイツの有名な経済学者モルゲンシュテルンは、投資家なら自分の机の前に、次のラテン語の格言を張っておくべきだと言います。
■Res tantum valet quantum vendi potest
すべての物の価値は他人がそれに支払う値段によって決まる。
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【編集後記】
今読んでる本↓
ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理
橘氏オススメの本ですからね。読まないわけにはいかないでしょう。ずしっと重い本ですが、中身は特濃ですぜ!第9版マジはパナイわ!
5分の1くらいしか読んでないのに、ドッグイヤーしまくりです。マネロンとまではいきませんが、かっぱえびせんのような一冊です(汗)
マネーロンダリング (幻冬舎文庫)
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この記事へのコメント
1. Posted by 淺田 義和@創造マラソン 2008年02月01日 09:59
hikaruさん、こんにちは!
このアンケート面白いですね〜。
…うちの研究室でやってる研究に若干かすりそうな予感…。
後で紹介しておきます(笑
このアンケート面白いですね〜。
…うちの研究室でやってる研究に若干かすりそうな予感…。
後で紹介しておきます(笑
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