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【会社】「良い会社」「ダメな会社」日経新聞「NICES」2011年版

2012年01月08日
【会社】「良い会社」「ダメな会社」日経新聞「NICES」2011年版
良い会社ランキング

近頃、人の習慣として、多くの中から良い物を選択する時、脊髄反射的にランキングを検索して判断しがちです。

例えばおいしいレストランを選ぶ際に参考にするレストラン格付けガイドブックの「ミシュランガイド」なんてのがありますし、当ブログですら「人気ブログランキング」なんてもので評価されていたりします(汗)

さて、我々が深く関わる会社選びはどうでしょうか?就職での会社選び、製品やサービスを購入する際の会社選び、資産運用としての投資先の会社選びなど、我々は時として重要な会社選びを迫られているわけです。

そんな時、公平な調査に基づいたランキングがあれば大いに参考になりそうですよね。

そんな会社選びに役立つランキング情報の一つである「NICES」。日本経済新聞から2011版が発表されましたのでチェックしてみたいなと・・・


【会社】「良い会社」「ダメな会社」日経新聞「NICES」2011年版
ランキングを発表する前に、「NICES」ってどんな指標でどんな対象に対して調査しているの?という疑問がわいてきますよね。そこらへんをチェックしておかないと、単なる「ぁゃιぃ」情報ですからね。

(・∀・)つ NICESとは
NICESは企業をとりまくステークホルダーに着目し、各ステークホルダーの視点ごとに企業を評価、これらを合算して総合ランキングを作成するシステム。基本的な枠組みとして「投資家」「消費者・取引先」「従業員」「社会」「潜在力」計5つの視点で企業を評価している。

5側面と測定指標
 投資家
 時価総額の増減、配当、内部留保、使用総資本利益率、資本構成、決算情報、増資の7指標。

 消費者・取引先
 売上高、認知度、広告宣伝・広報、粗利率、従業員1人当たり粗利率の5指標。

 従業員
 有給休暇、育児・介護休業、女性活用、定着率、定年後人材活用の5指標。

 社会
 雇用の確保、納税、社会貢献活動、公的団体への人材供給、CO2・廃棄物の5指標。

 潜在力
 設備投資、人材育成、研究開発など、将来に向けた企業活動のデータに、日本経済新聞社の記者による評価を加えて総合的に評価。

編集委員らの評価によるウエート付け
 5側面のうち「投資家」「従業員」「社会」――の3側面については、日本経済新聞社の編集委員ら(42人)が各指標の重要度について評価した結果をもとにウエート付けを決定した。

消費者評価によるウエート付け
 5側面のうち「消費者・取引先」については、日経リサーチのモニターを対象としたインターネット調査をもとにウエートを決定した。ネット調査は一般、ビジネスパーソン計2万人を対象に、対象企業のうち各業界から抽出した代表的な200社についての好き嫌いや評価を尋ねる形で実施し、3586人(17.9%)から回答を得た。

企業ランキングの作成
 指標ごとにウエート付けした5側面の得点をそれぞれ最大200点、最低20点になるよう変換し、単純合算で総合得点を算出し、最終的な総合ランキングとした。

このような方法で調査が実施されました。それでは結果を見てみましょう。
NICESランキングTOP3 ワースト3

TOP3には「NTTdocomo」「武田薬品」「キヤノン」がランクインしました。

業界シェアーNo.1のNTTdocomoや武田薬品は分かりますが、キヤノンは業界シェアー8位(平成21年売り上げベース)と若干?がつくところ。結果をみると、消費者と社会のポイントが高い。バランスが取れた会社ってことでしょうかね。

さて、お次はだめなほう。

ここからはキャリコネエントリーから引用させていただきます。なかなか辛らつなご意見が並んでいますよ(汗)

( ´_ゝ`)ノ ワタミ(294位)
前年の245位から、50近くも順位を落とした。20代前半の男性社員は、「お客様の事も大事だけれども、もっと社員一人ひとりの事を考えて、経営に臨むべきだ」と、厳しい意見を突きつける。職場の環境の「悪循環ぶり」を、こう説明している。「寝る時間がないので、店泊する → 店泊したのでお風呂に入れない → 衛生的に問題ある → かと言って、家に帰る時間も無い」店の泊まることを「店泊」(=てんぱく)と呼ぶのだそうだ。こんな社内用語があること自体が、ワタミのすさまじさを象徴している。不衛生な店内で飲食をさせられる客は気の毒だ。就職を考えている人に、こうアドバイスしている。「みなさんも、道を確定する前に今一度、本当にそれで良いのか。考える事をお勧めします」この実態を裏付ける証言は、別の社員からも聞かれた。調理スタッフの男性(21)はこういう。「生活が不規則になりがちで、店長ともなると『毎日いつ寝ているの?』と聞きたくなってしまう生活ぶり。酔っ払った相手をもてなす仕事で、理不尽に怒られたり、文句を言う学生など、憤りを感じるときは多々ある」 なるほど、かなり大変な職場だ。

ブラック企業だな・・・創業企業がこのような状態で、元社長が教育や福祉とか言っちゃうのはどうでしょうか?

( ´_ゝ`)ノ 横河電機(299位)
前年の221位から、大きく順位を下げている。 しかしこちらは、従業員からの評価はそれほど悪くない。むしろ、高く支持されているくらいだ。ところが、投資家からの評価がひどい状態にある。つまり、それだけ「不公平」「ぬるま湯」と見られている体質なのだろう。そんな推測に合うように、社員の声もそのとおりだ。「部署によって雰囲気がかなり異なります。のんびりやれるところもあれば、短納期で常にヒーヒーなところも」というのは、30代前半の回路設計担当の男性社員。これではしっかりした業績など出せるはずがないと、ほかならぬ社員たちが心配している。40代前半の技術職の女性がいう。「戦略のなさが一番痛い。グローバルの環境の変化に対応し切れてない。内部のエネルギーでは手遅れの状態ですし、上層部もグローバルの知見を持っていないため、この先は非常に苦しい時期になりそう」この女性も、職場の不公平感を訴えている点で共通する。「既得権を持っている集団には、競争がない。強いリーダーシップを身につけるチャンスもなく、途方に暮れている」彼女は自分の会社のことを、「楽な会社です」と評していた。

すごいですね、これぞまさに消えていく会社・・・

( ´_ゝ`)ノ 日立金属(300位)
前年の158位から大幅ダウン。こちらは、さらに上を行く「のんびり」ぶり。「職場の雰囲気はとても和やか。全体としてとてもコンサバティブなため、刺激の少ない職場。安定や居心地の良さを求めている人にはとてもいい」 というのは、同社で派遣社員として働いたセールス担当の女性。20代後半の経理担当の男性社員もいう。「年功序列、終身雇用のシステムが継続され、各社員のやる気に結びついていない。より革新的な製品を生み出すためには思いきった組織改革が必要」おかげで、研究開発部門の男性(26)は、こう言い切っている。「若いうちにバリバリ働きたいと考えている私にとっては不満」社員を酷使するワタミも問題だが、反対に、こんな文句が出てくる日立金属も、かなりマズいだろう。

一生安泰であればなんともうらやましい(笑)、でも淘汰の次期はすぐそこまで来てますよ。
人気ブログランキング!週サラは何位?

【参考】
ミシュランガイド東京 2010 日本語版 (MICHELIN GUIDE TOKYO 2010 Japanese)
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この記事へのコメント
1. Posted by メンズブーツ   2012年07月23日 17:34
日本流通自主管理協会に加盟されていると言うことで信用して購入させてもらいました。
2. Posted by 梨花 ニューバランス 574   2014年08月09日 23:41
http://ozwildlifestudio.com/wp-content/uploads/nb/20140729223313.phpニューバランス 春夏
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