2016年大ヒットアニメ映画「君の名は。」評価とサブカルトレンドを考える
2016年10月07日

神木隆之介
東宝
2017-07-26
映画「君の名は。」の快進撃が止まりません。
劇場版アニメ「秒速5センチメートル」(2007年)などを手がけた新海誠監督の約3年ぶりの新作「君の名は。」が、8月26日の公開から10月3日までの39日間で観客動員が1000万人を突破したことが4日、明らかになった。興行収入は130億円を突破し、「ジュラシック・パーク」(128億5000万円)、「風立ちぬ」(120億2000万円)などを上回る大ヒットを記録している。(まんたんウェブ)
ということで、スピルバーグ監督のジュラシックパークやアニメと言えば世界のジブリ!宮崎駿監督の最後の作品となるであろう「風立ちぬ。」。映画「君の名は。」がこれらの興行収入を上回ったというのは快挙です。下記の興行収入ランキングを見るとまだまだ人気作品が上位を占めていますが、1位の「千と千尋の神隠し」は300億超とずば抜けておりすごいですね。

個人的にも公開2日目に劇場に足を運んで鑑賞してきましたが、もともと新海作品のファンであることも手伝って非常に満足しました。「君の名は。」の成功によって、新海監督がポスト宮崎駿として世界の新海となる日も遠い未来ではないような気がしてきました。
新海作品は風景の美しさに特徴があります。美しさだけでなく、見せ方にも特徴があります。光の当て方をいろいろな角度から当てて、印象的にしているそうです。
大成建設のCMも新海監督が手掛けられてます。
やっぱりこうして見返してみると、光の使い方がとても印象的です。短いCMでも新海監督の作品だとすぐにわかる世界観。いいですね〜。
さて、このように大成功にはひがみやっかみというネガティブキャンペーンがつきものです。先日フジテレビのバイキングで漫画家の江川達也さんが「プロから見ると全然面白くない」と評価していましたが、残念ながらプロに対して作品作っていたら興行的に大失敗なわけで、趣味でやってる芸術家ならなんも言いませんが、興行というビジネスですから、圧倒的多数の素人に響かなければ成り立たたないですよね。
批判サイドは、ミュージッククリップだとか排他的なコメントをされますが、素人はうがった見方をせずに鑑賞できますし、内容においても十分面白かったですよ。劇中に登場するシーンが実際に存在しているなど、鑑賞後に聖地巡礼などの楽しみ方もありスマホ時代のソーシャルトレンドにもうまくマッチしているようで、まだまだ興行収入も伸びそうです。ランキングもどこまで伸びるか楽しみです。
最後に「君の名は。」のTRAILERをご紹介してお別れです。
[その他のお勧め新海作品]
秒速5センチメートル
2007年3月公開の作品です。タイトルですでにやられてしまします。秒速5センチメートルってどのくらいのスピードなのか想像してみてください。ではそれがいったい何なのか?ぜひ作品をご覧ください。
『言の葉の庭』
秒速5センチメートルから6年ぶりの2013年5月の作品です。比較的新しいということもあり、人物のディテールが秒速5センチメートルよりも美しい仕上がりになっています。思春期の少年が年上の女性への恋心の葛藤が新海マジックでまるで疑似体験させられているかのようにぐいぐいと引き込まれていきます。見終わった後の余韻が半端ないです。秦基博の”Rain”を速攻でDLしちゃいました(汗)
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