勝者の発想!ノーベル生理学・医学賞を受賞された大隅良典(おおすみよしのり)教授の興味深いコメント
2016年10月10日

2016年10月3日、東京工業大の大隅良典栄誉教授(71)は、ノーベル医学生理学賞を受賞したことが発表されました。細胞自身が不要なたんぱく質を分解する仕組み「オートファジー」を分子レベルで解明したことが評価されました。教授が解明されたオートファジー(自食作用)は、それを抑制することによって、がん発症やがん細胞増殖を抑えられる可能性があるそうです。
日本人の2人に1人ががんにかかり、3人に1人ががんで死亡すると言われていますから、日本人にとって脅威である癌に効く研究成果となれば、偉大な研究成果であることは間違いなさそうです。
じつは、ノーベル賞を受賞した「オートファジー」について興味を持ったわけではないんです。すごいことだとは思いますが、工学系出身の自分としてはいささかそこまで惹かれないといいますか、まあアレです(汗)
私は興味を持ったのは、大隅良典教授の記者会見でのコメントなんですね。
「あんまり競争をするのがすきではありませんで、人がよってたかってやっていることをやるより、人がやっていないことをやる方が楽しい。」
このようにコメントされていました。
これはれっきとしたビジネスにおけるブルーオーシャン戦略のことですね。
エンターテインメントの業界でも、最近新境地で再ブレイクしているオリエンタルラジオが「ブルーオーシャン戦略」でこれまで成功を収めてきたロールモデルではないでしょうか。
お笑い芸人として鮮烈なデビューを果たし、超加速的にスターに上り詰めたが、王道の漫才やコントとは異なる音楽と笑いを融合させたネタであり、ブルーオーシャンではあるがカテゴリーが存在しておらず、認知されていないジャンルだったために、すぐに飽きられてしまい、いろいろと試行錯誤する迷走する時代が続きました。
途中プチブレイクはあったものの、時代の隙間を模索する感じでジャンルの確立とまではいきませんでした。しかし、2016年、オリエンタルラジオ遂にやってくれました。
いわゆるブルーオーシャンのジャンルを確立しましたね。お笑いと音楽、ダンスの融合による新しいショーケースの確立です。
お笑い界のドンであるダウンタウンの松ちゃんにも「あいつら何がしたいんやろね?」とまったく理解できない様子でしたが、ブルーオーシャン戦略というのはカテゴリーが認知されていないために継続性という意味では課題があります。
しかし、そのジャンルにおいて一定のクオリティーのサービスや製品を2、3発提供することができればカテゴリーの認知度は急激に高まり、安定させることができます。
増税やサラリーマンの配偶者控除の見直しなど、サラリーマンにとってはますます息苦しい世の中になりますが、部長や役員を目指すレッドオーシャンで戦うのではなく、○○なサラリーマンと言うような複数の顔を持つブルーオーシャン戦略にシフトするのも厳しい荒波を乗り越えるために必要な発想かもしれません。
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